なにもしない人
最近は夜ラン率が高めです。
日が出てない分、割とハイペースで走れます。
さて、そんな今日は別のことを書こうと思ってたのですが、ランニング後チラッと見たテレビで感動したので変えました。
「なにもしない人」をレンタル
ツイッター等で話題になっているそうです。
「え?どういうこと?」と思いながら、ついついテレビを見てしまいました。
ほんとになにもしないんですね。笑
ただ、なにもせずに依頼者の側にいるだけ。
けど、年間1000件ほど依頼が来るそうです。報酬はゼロ。必要経費のみ依頼者からいただくシステム。
すごいですよね。対価を求めず、人のために動いて、役に立って、笑顔になっていただく。
そして、なにもしない人がこんなに求められる世の中…
と深く考えさせられました。
私はどちらかというと、なにもしないと罪悪感を感じてしまいます。
仕事柄、定休日などもないので、いわゆる「なにもしない日」というのがほとんどないです。
なにもしない自分を見るのが、怖いのかもしれないです。
約3年前、前職を辞めて、カメラマンになる!と決意し動こうとしていたものの、経験も実績もない自分にいきなり仕事が来るわけもなく、なにもしていない日々が続きました。
いわゆる「ニート」状態です。
一見、すごく楽そうだなと思われるんですけど、実感して気付きました。私には苦痛でした。
社会に貢献できてない、人のためになにもできてない、生きている価値がない。とまで思いました。
しかし、「本当に人は何かをしなければならないのか?」
なにもしない人は、なにもせずに、ただ誰かの側にいるだけで依頼者に勇気を与えることができるんです。
普段、ひとりではできないことが、なにもしない人が本当になにもせずに居るだけで、一歩踏み出せるんです。
これって、なにもしない=存在価値がない というわけでは無いんだなと思いませんか?
初対面の人と、違和感なくなにもせずに一緒にいれることは、彼の一種の才能、良さでももあると思いますが、、、
なにもしなくても、人には価値がある。
なにもしなくても、人のためになれる。
テレビを見ながら、自分の考えと照らし合わせて感動してしまいました。
なにもしなくても人には価値があるんだから、さらになにかができれば掛け替えのないものになりますよね。
いまの世の中には忙しくしている人が沢山います。
しかし、もっと、ゆっくりと自分と向き合いながら、等身大で今の自分にできる事を少しずつしていき、自分だけの価値を生み出して生きていくのもいいんじゃないでしょうか?
と、私自身に対する問いも含め…。
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