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映像クリエイター 今福彩夏が自らの言葉で発信
ブログを通じて、映像やaimoveとみなさんの距離が縮まれば嬉しく思います

今日は、若干の移動疲れが残っていていましたが、久しぶりに会った友人たちに力をもらいました。

原因は、先月末からおとといまで、実家のある北九州に帰っていたのですが、フェリーの枕が合わなかったからです。笑

今回は、私がカメラマンという生き方を知るきっかけとなった、父の撮影の手伝いをしていました。

幼い頃からずっと見ていた、バレエの撮影です。

なんとなーく、染み付いているんでしょうね。
音楽も、物心つく前から聞いてたのでバレエ音楽には親しみがあります。個人的に好きな撮影の1つです。

いつもお手伝いさせていただいている、とあるバレエスクールの発表会ですが、今回の撮影は少しいつもと違う空気感。

実は、そのバレエスクールの先生が昨年お亡くなりにならました。そのため、今回は先生への感謝を込めた発表会。

私も少し背筋が伸びる思いで撮影へ行ってきました。

そこで感じたこと。
「やっぱり、私はこれからも撮り続けよう」

先生方の意向で、発表会のラストに映像をうつしたいとのこと。

その映像というのは、亡くなられた先生が過去の舞台のエンディングで生徒のみなさんとステージで踊っている姿。父が撮影したものです。

本番がはじまり、小さい子からシニアのみなさん、身体にハンデがある方々、それぞれが舞台の上で最高のパフォーマンスをします。

そして、エンディング。

全員が舞台に上がり、いよいよ締めくくり。
そのタイミングで、先生の姿が投影されます。

舞台の壁に大きく現れた先生は、舞台の上のみなさんと息ピッタリで踊っていました。笑顔で。

私は撮影しながらその光景を見て、感動しました。

生きた証。

それが残っている。残すことができるって素晴らしい。
私の仕事は、その人の生きた証を残すことができるんだと実感ました。

誇りに思います。

私は、生まれた時から生きた証を残してもらっています。次は私が、みなさんにお返しする番です。

日々、様々な葛藤もありますが、
これからも「映像」と向き合い、共に生きていこうと思います。

90歳を超えても元気に力強く活躍される先生の姿には、いつもパワーをいただいてました。ご冥福をお祈りいたします。

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