世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」プロモーション動画制作
世界で22ヶ国62地域、日本では11地域が認定されてる世界農業遺産(令和2年6月現在)。
徳島県「にし阿波」地区(徳島県西部の美馬市・三好市・つるぎ町・東みよし町)は、標高100~900mの山間地域に200近くの集落が点在しており、場所によっては斜度40度にもなる急斜面が特徴的な地域です。
ここで行われている農業は、400年以上前から続いており、段々畑のように平らな面を造成するのではなく、”傾斜地のまま”行われています。
独自の技や知恵を培って、自然、生命、そして集落が守られてきました。この400年以上にわたり継承されてきた山村景観や食文化、そして農耕にまつわる伝統行事などの全てが「傾斜地農耕システム」であり、それらを映像で表現しました。
このシステムは、未来に向けても持続可能なものと認められ、食と農の危機的状況や生態系の破壊など世界が直面する問題解決にもつながるものと評価されています。
これらの特色を、実際に現地ロケハン、取材などを通して体感し、にし阿波地区が大切にしてきた暮らしにフォーカスした上で、「古いけど新しい」をテーマに見た人に考えてもらえるような動画づくりをイメージして制作を行いました。
CATEGORIES
WORK
構成、動画撮影・編集、ドローン空撮
CREATOR
今福 彩夏 Ayaka Imafuku
MADE IN
Feb. 2020
CREATION TIME
Half-year