BLOG

映像クリエイター 今福彩夏が自らの言葉で発信
ブログを通じて、映像やaimoveとみなさんの距離が縮まれば嬉しく思います

2025年は戦後80周年。

数年前、テレビで「被爆経験者が少なくなっている」という話をしているのが目に入りました。
私はそのとき映像で何かできることはないかな?と考えましたが、
被爆経験者のお話を映像で残すといった誰でも思うようなことは、すでに実施されているだろうし。。。
と考えつつ、フワっと私の頭の片隅にひとつのテーマとして残っていました。

そして昨年、本格的に戦後80周年が目前に迫っている中で、映像作品を作ろうと決心しました。
具体的なテーマは決まっていませんでしたが、私自身、戦時中の映像や痛々しい描写の映像を見ることができないということもあり、
同じような気持ちの人にも見てもらえるように「今」にフォーカスした映像にしようとイメージしてました。

私が平和や、戦争・原爆といった題材と向きおうと思ったきっかけは、
誕生日が8/15の終戦記念日で、生まれ&育ちは北九州(2つ目の原爆投下の第一目標地点)なので、小学生の時、8/9は登校日で平和学習をしていた”記憶”がありました。
ずっと心のどこかでつながりを感じていたからです。

そんな中、社会人として自分の仕事をしながら平和活動をつづける田平さんのことを知りました。
彼女と出会って彼女の活動する姿に興味を持ち、取材をさせていただくと想いの強さと葛藤・悩みを打ち明けてくれました。

平和活動だけで食べていくことは難しい。
社会人になると活動を諦めてしまう人も多くいる中で、彼女なりのスタイルで社会人になっても継続し続けている姿と想いに心を動かされ、カメラを回し短編ドキュメンタリーという形にさせていだきました。

この作品を通して、国内はもちろん海外の人にも何かメッセージを届けることができればと思い、現在映画祭への出品なども挑戦中です。
何か正解があるものではないですが、考えることや意識することが大切だと私は思ってます。
皆さんも平和継承の在り方について考えていただけると幸いです。

長崎を最後の被爆地に―。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。